2026年3月1日日曜日

第85回:大東亜戦争の真実(31)

 韓国の教科書に掲載されている『日帝七奪』という言葉がありますが、その中で最も悪名高き政策として非難されているのが「創氏改名」と呼ばれるものです。1939年(昭和14年)に朝鮮総督府により実施されたこの制度により、朝鮮人は姓名を奪われ、日本名を強制されたと批判されていますが、これは真っ赤な嘘です。韓国の教科書には「日本は私たちの姓や名も日本式に直して呼ばせ、わが民族の精神をなくそうとした」と記述されています。そして、日本の教科書にも「朝鮮では皇国民化の名のもとに、日本語の使用や朝鮮の姓名の〈あらわし方〉を日本式の使用に改めさせる創氏改名を推し進めました」という虚偽の内容が、平然と記載されているのです。

 では、歴史の真実とはどのようなものだったのでしょうか。まず、1910年の日韓併合以降、一部の朝鮮人が日本風の姓名を希望し、届け出をするという事案が報告されました。それは、日本名を名乗る方がいろいろな面で有利であると考えられたからです。そこで、当時の朝鮮総督府は翌1911年11月1日に総督府令第124号「朝鮮人の姓名改称に関する件」を発して、日本風の紛らわしい姓名への改称を厳しく制限しました。それは、朝鮮の伝統風俗を尊重するという意味と共に、治安上の必要性があったからでした。つまり、日本人と朝鮮人を名前で区別できなくなると、治安上の取り締まりに支障が出たからです。そこで、姓名の改称については警務総長や各道警務部長の許可制としたのです。