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『家造りらの捨てた石が隅のかしら石になった。これは主がなされたことで、 わたしたちの目には不思議に見える。』 (マタイによる福音書 21章 42節)
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2025年2月2日日曜日
第36回:日本を新生復活させるための提言(5)
天照大神は皇孫の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が地上に降臨される際に、三大神勅を授けられましたが、今回は三つ目の神勅である「斎庭(ゆにわ)の稲穂(いなほ)の神勅」についてお話ししたいと思います。
『日本書紀』には次のように記されています。
「吾(あ)が高天原(たかまのはら)に所御(きこしめ)す斎庭の穂(いなほ)を以(も)て、亦(また)吾(あ)が児(みこ)に御(まか)せまつるべし。」
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2025年1月29日水曜日
第35回:日本を新生復活させるための提言(4)
『日本書紀』によれば、天照大神は皇孫である瓊瓊杵尊(みみぎのみこと)を豊葦原(とよあしはら)の瑞穂国(みずほのくに)に降臨させた、いわゆる「天孫降臨」において、三つの神勅(しんちょく)を授けられました。その一つである「天壌無窮(てんじょうむきゅう)の神勅」については、すでに紹介させていただきましたので、今回は二つ目の神勅、「宝鏡奉斎(ほうきょうほうさい)の神勅」についてお話ししてみたいと思います。
『日本書紀』には次のように記されています。
「吾(あ)が児(みこ)、此の宝鏡(たからかがみ)を視(み)まさむこと、当(まさ)に吾(あれ)を視るがごとくすべし。与(とも)に床(みゆか)を同くし殿(みあから)を共(ひとつ)にして、斎鏡(いはひのかがみ)となすべし。」
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2025年1月12日日曜日
第32回:日本を新生復活させるための提言(3)
日本は建国された国ではなく、肇国(ちょうこく)された国であるということを前回お話ししましたが、今回は「肇国の精神」とは、どのようなものなのか、その内容について書き記してみようと思います。
『日本書紀』によれば、肇国とは天照大神が皇孫である瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を豊葦原(とよあしはら)の瑞穂国(みずほのくに)に降臨させたこと、つまり、「天孫降臨」のことを指していますが、この肇国の時に、天照大神は瓊瓊杵尊に三つの神勅(しんちょく:神が語られる言葉)を授けられ、豊葦原の瑞穂国を治めるように命じておられるのです。
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2025年1月5日日曜日
第31回:日本を新生復活させるための提言(2)
日本を新生復活させるためには、何が必要なのでしょうか。そして、今を生きる私たち日本人は何をしなければならないのでしょうか。今回は、日本を新生復活させるために何よりも大切なことの一つとして、「肇国(ちょうこく)の精神」について書き記してみたいと思います。
「肇国」という言葉を聞いたことがありますか。大東亜戦争中の日本において文部省から発行されていた「高等科国史」の教科書は、「肇国」という単元から始まっています。「肇」は、「肇(はじ)める、肇(はじ)め」という意味で、「肇国」とは「国をひらきはじめる」という意味になります。
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2025年1月1日水曜日
第30回:日本を新生復活させるための提言(1)
2025年は大東亜戦争終戦80年の節目の年であるだけでなく、昭和100年、日露戦争戦勝120年の年でもあり、世界史的に見ても歴史の大転換期を迎えていると思います。その象徴的な出来事の一つが、1月20日に行われる米国大統領就任式なのです。トランプ大統領の就任は、混沌と紛争の中にある世界が新しくされるための一大慶事でもあるのです。だからこそ、トランプ大統領は2024年12月31日の演説で、「世界全体に光が差している」と語られたのです。
しかし、残念なことに多くの人々はこの希望の光を認めることができず、あたかも盲人であるかのように目を塞がれてしまっているのです。暗闇の中をさまよう世界中の人々が、神の摂理の瞬間に眼(まなこ)を開き、天から聞こえてくる喜びの知らせに耳をそばだてることができたならと、願ってやみません。
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2024年8月24日土曜日
第2回:案山子の神「久延彦(クエビコ)」とは
『古事記』の中には大国主神が国作りをするという説話があります。大国主神は須佐之男命から授かった神宝で祭祀の力を増し、また、古代の医術にも通じており、さらに数々の試練をも乗り越えることで、国作りを完成させるにふさわしい神となりました。
しかし、大国主神は自分には国を富ます知恵がまだ足りないと考えていたのです。ある日のこと、大国主神が出雲の御大之岬(みほのみさき)におられると、海の彼方から小さな船に乗って、小さな神がやって来ました。
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