2024年9月29日日曜日

第10回:「ロシア・ウクライナ戦争」を終結させるために

 9月27日、トランプ前大統領は、訪米中のゼレンスキー・ウクライナ大統領とニューヨークで会談し、ロシアとウクライナの戦争を終結させるための方策について話し合いました。この会談内容についてはほとんど日本のマスコミが伝えていませんが、一連の流れの中で、ハリス副大統領の無能さと無責任が露見され、その一方でトランプ前大統領の卓越した指導力、殊に戦争終結に向けての明確な戦略と熱意が明らかになりました。

 まず、ゼレンスキー大統領は今回の訪米において「戦勝計画」なるものを準備していました。そこには次のような二つの提案がありました。一つは、ウクライナのNATO(北大西洋条約機構)への即時加盟であり、もう一つは欧米から供与されている長距離ミサイルによるロシア国内への攻撃許可でした。

2024年9月25日水曜日

第9回:「中国四千年の歴史」という嘘

 中国とは一体いかなる国なのか。一般的には「中華人民共和国」のことを「中国」と呼びますが、この「中国」の歴史は四千年ではありません。中華人民共和国の樹立は1949年10月1日であり、その歴史はわずか75年に過ぎないのです。因みに、日本は2600年以上の歴史を誇る世界最古の国家です。

 まずは「中国」という国についての基本的な事実について記しておきます。第一に、中華人民共和国(中国)は大東亜戦争の終結後、1949年に中国共産党により建国された共産主義国家であるという事実です。
 そして、第二に、多くの日本人は気づいていないかもしれませんが、日本は歴史上一度たりとも中華人民共和国という共産主義国家とは戦争をしていないという事実です。

2024年9月22日日曜日

第8回:教育は人間を悪魔にしてしまう

 人間が悪魔になってしまうのはなぜか。一つだけ確かなことがあります。人間はいかなる教育を受けるかにより、神の子にもなり、悪魔の子にもなるということです。教育がいかに大切なのか、それはどんなに強調してもし過ぎることはありません。人間は教育によってその人格を成長させ、人徳を涵養し、知性を輝かせ、知恵を身に着けることができるのですが、その教育を誤れば、人間の人格は歪み、人徳は廃れ、知性は曇らされ、悪知恵ばかりが横行するようになるのです。教育によって人間が悪魔となってしまったというその典型的な事例があります。それは、9月18日の広東省深市で起きた日本人学校に通う男子児童の刺殺事件です。

 私たちは一人の日本人として、この事件を決して忘れてはならないと思います。そして、何よりも心に刻まなければならないのは、中国人がこの事件について語った数々の言葉です。その中で最も悪魔的とも思える発言を紹介しましょう。それは、四川省カンゼ・チベット族自治州新竜県の黄如一副県長が言い放った言葉です。

2024年9月18日水曜日

第7回:「米国第一(America First)」に対する誤解

 トランプ前大統領が掲げる「米国第一(America First)」についてどれだけの人がその真意を理解しているでしょうか。米国第一主義は何よりも自国中心主義であり、国際協調主義に反しており、自国だけが繁栄すればよいという極めて利己的な主義であり、現代の潮流に全く逆行していると言われていますが、本当にそうなのでしょうか。トランプ前大統領はそのようなことを「米国第一」として掲げているのでしょうか。結論から言えば、このような評価はトランプ前大統領の真意を全く理解していないばかりか、的外れで浅薄な言説であると言わざるを得ません。そして、多くの日本人がこのようなマスコミの報道を鵜呑みにしていることは、悲劇であるばかりか、哀れな喜劇でもあります。

 トランプ前大統領がどのような意味で「米国第一」を掲げているのか、そのことを端的に表現した国連演説の内容をご紹介しましょう。これは2018年9月の国連総会において世界各国の代表者に向けてトランプ大統領が語られたものです。

2024年9月15日日曜日

第6回:なぜ、戦争が起きたのか

 実にシンプルな問いかけですが、「なぜ、あの時、戦争が起きたのか」、そして、「なぜ、あの時には戦争が起きなかったのか」。21世紀も、もうすぐ4半世紀を迎えますが、戦争や紛争について極めて単純な問いかけをしてみましょう。そして、歴史の事実を踏まえて、その真実を受け止める謙虚さを私たちは持つべきなのです。

 トランプ前大統領は、ロシア・ウクライナ戦争について、「もし私が大統領であったなら、戦争は決して起きなかった」と断言しました。そして、なぜ、バイデン政権においては戦争が起きてしまったのか、という単純な問いかけをしました。この問いかけにどのように答えることができますか。

2024年9月11日水曜日

第5回:「戦争」か「平和」か

 世界万民が心から希求するもの、その一つが「平和」であることは論を俟(ま)たないことだと思います。では、「平和」とはそもそもどのような意味なのでしょうか。「平和」という言葉の基本的な意味は、「戦争」がない状態のことです。この世界に戦争や紛争がなく、平穏無事であることが、まさに「平和」の意味なのです。私たちは何よりも「平和」の意味について知らなければなりません。

 私たちにとって大切なものとして、「人権」があります。例えば、私たちが日常生活において、自由に行動することができ、自由に物を売り買いすることができ、自由に自分の思いを語ったり、書き記したりできるのは、これらすべての自由が「人権」として何よりも尊重されているからです。

2024年9月8日日曜日

第4回:神が「世界を救うために」、私を「救ってくれた」

 2024年7月13日、トランプ前大統領はペンシルベニア州で行われた選挙集会において狙撃されましたが、奇跡的に一命をとりとめました。
 トランプ前大統領は、この時の暗殺未遂事件を振り返り、「弾丸が外れる位置に顔を向けたことは、単なる運ではない」と断言しました。そして、その奇跡的な出来事を思い起こしながら、「私自身が当選すれば、米国だけでなく、世界を救う可能性がある」とも語ったのです。この言葉に込められた深い意味をどれだけの人が理解しているでしょうか。

 トランプ前大統領は「世界を救うために、神が救ってくれた」と確信しています。自分が救われたのは、偶然でも、運でもない。あの奇跡的な出来事は、まさに神の奇跡であったと。この発言は米国民に忘れられようとしている確かな真実を思い起こさせるものでした。それは、米国の建国精神がどのようなものであったかについて、さらには神が米国に対して今も抱かれ続けている偉大な夢についてでした。